‥ウォーキング大会当日‥―――――



「ったく、だりぃたらありゃしねぇー」

「だねー、『お友達作りましょっ』って
あたしら小学生かって話だよねー」

「ニコニコしながら言うなよ
ある意味、こぇーぞ悠里‥」

「琉里ねぇーに言われたくなーい
あはっ!」

『あはっ!』ってなぁ‥
ったく、悠里は

「余計な効果音付けるなって‥」


「はいはい、わかってるけどー
この状態は何なんだろーね、琉里ねぇー」

「さぁ?
お‥うちには、さっぱり解らねぇな」


「琉里ねぇーのウ・ソ・つ・きっ★!
本当は解ってる筈でしょー(笑)?

しかも、俺っていい掛けてるしっ」


「んなこと、うちに訊くなっ!
悠里だって解ってんだろーがよ」


目を細めて悠里に俺は、そう言うと
悠里は『えへっ』と
可愛らしい効果音と華やかな笑顔つけて


「あったりまえじゃーん!
このパンダ達と一緒にしないでよねー?

きゃっきゃっ、言っててうっざーい(笑)」