わたくしの貴重な睡眠を邪魔したばかりか、毒舌を吐きまくるこの男はわたくしの執事ですの




こう見えても執事としての能力は優秀なんだから文句も付けられないんですの……



「お嬢様。妄想の世界に入り込んでもいいですが、あやしいですよ?」



またっ……!!

「妄想ではないですのよ!!ちょっと考え事してただけですの!!」


「そうですか。私には怪しく見えてしまいました。申し訳ありません。思ったことをうっかり言ってしまいました。」



「何気に失礼ですわよ。……もういいですから、ミルクティー持ってきてくださる?」



「かしこまりました。」