時間は流れているんだね

「ゆ─め!!!」



私は驚いて振り返った。
そこには美里がいた。



「びっくりしたじゃん!!」



私がそう言うと美里笑いながらは私の隣に座った。



「夢さ突然走って行っちゃうんだもん。


心配したよ。」



「ごめんね。
ちょっと考えごとしたくてさ。」



私は空を見上げた。相変わらずの青空だけど。1人で見るのと2人で見るのではどこか違って見えた。



「考えごとって楓のこと………だよね?」



「まあ…それもあるかな。」


私は微笑んだ。
美里は不思議そうな顔をしている。
やっぱり美里には準のこと話そうかな──…?



話すべきだよね?
親友だし。
もしかしたら答えが見つかるかもしれない。



この私の気持ちの答えが…。