ソフィアに欠陥があることと好きな気持ちをいっきに告白された叶伊斗は頭に入らない状態で聞いた。


「どんな方法?」

「それはね…未来の人に頼んで私を完全リセットして解体して私の中にある機械の1部をとってあなたの声を認証させれば全国の人は望みの叶う前に戻ることが出来るわ…」

「えっ… で、でも俺は…俺もソフィアの事好きだ!だから、解体なんてするわけない!」

叶伊斗は思い切って告白した。

「でも、それ以外に叶伊斗が助かる方法はないの!」

ソフィアは別れの悲しさよりも叶伊斗を助ける方を選んだ。

「別に俺は助からなくてもいい…ソフィアと一緒にいれなければ生きててもしょうがない!」

叶伊斗がその言葉を言った瞬間 パチッ という音とともに頬に痛みを感じた。

ソフィアは目に涙をためながら叶伊斗の頬を叩いた。

「あんた…バッかじゃないの!!」

そう言った後は涙が流れていた。

叶伊斗は黙り込むしかなかった。

その時に、誰かが部屋に入ってきた。

「やぁ、ソフィア。地球を征服する気分はどうだった?」