叶伊斗は、目を覚まして机のイスの方を見た。

「…夢じゃなかったのか…」

机のイスには、ソフィアが座っていた。

「なによそれ!!私の存在を夢で解決したかったわけ?」

「い、いや違う!夢じゃなくて良かったな〜って」

「そ、そう。そ、それは良かったわね。」

叶伊斗は、顔を赤らめいうソフィアに聞いてみた。

「ねぇ?ソフィアって本当にロボットなの?」

「えぇ そうよ。見せてあげる。」

ソフィアはそう言うと、後ろを向き服を脱いだ。

「背中に触れてみて。」

「う、うん。」

叶伊斗はドキドキしながらソフィアの背中にふれた。キーン

「うわっ!!なんだこれ。」

叶伊斗は、ビックリしすぎて声まであげてしまった。そこには、色々と意味の分からない文字の書いてある機械が沢山入っていた。

叶伊斗は、開いた場所を閉めて少しの間黙っていた。

その時、「叶伊斗〜ご飯よ〜。」

叶伊斗の母親が一階から叫んだ。

「ごめん ソフィア。ちょっと言ってくるね。そういえばソフィアは食べ物とかいらないの?」

「私は電気で動いているわ。」

「じゃあ充電する?」

「私は叶伊斗が寝てる間スリープモードになって、スリープモードになると勝手に発電してくれるの。」

「は、ハイテクですね。それじゃあいって来るね。」

叶伊斗はそう言い残して台所に向かった。

「叶伊斗!昨日帰りが遅かったじゃない。どこで油うってたの?」

「ちょっとね〜」

「きちんと勉強するのよ!どこの高校行くか決めた?」

「まだだけど…」

そんな暗い話しが続いて、朝食を完食して、すぐに2階に走った。

ソフィアはこっちを見ておすわりをしながら

「お帰り!べ、べつに寂しかった訳じゃないんだから!!」と言ってきた。

「謝るべきか……」

「ねぇ叶伊斗、私いくらでも叶伊斗の望み叶えてあげる。」

そう言って叶伊斗に近づいた。