リシェナは幼い頃に姉妹に言われた嘘をそのまま信じていた。 ジェイスは固まったが、思わず吹き出してしまった。 リシェナはそのジェイスの笑顔に見とれてしまった。 なんて綺麗な男の人なの…眼帯があっても気にならないわ。 今朝会った人なのに。 胸がじんじんと痛んだ。 ジェイスは咳ばらいして、リシェナを見つめる。 「では、お互いをよく知るために寝ましょうか」