「リシェナ様!お化粧が終わりました!起きてください!」

ハッとリシェナは瞼を開いた。

鏡に映る自分に驚いた。

「これが私…?」

金髪はくるくるに巻かれ、美しい青いドレスを身にまとい、ほんのりとお化粧をしたリシェナは街に住む姫君たちにも劣らないほど美しかった。


「非常にお綺麗でございます!そろそろお時間ですので、広間までご案内いたしますわ」