屋敷の主


教会の中に戻ったリシェナは、何も言わずにあさってまで過ごそうと決心した。

必ずまた、戻ってくるね。

そして、リシェナは前日まで相変わらず遺児たちに世話をやいた。

いよいよ明日。

ルートスが偉そうに私を迎えに来る。

明日なんて、永遠に来なければいいのに。

夜更けに、リシェナは礼拝堂で祈った。

神様。私はどうなってもかまいません。死んだってかまいません。

可愛い可愛い子供たちが、毎日笑って暮らせますように。