秘密なこと

それは今までの木下さんならあり得ない行動で……


「はぁ…どうしようかしら…本来なら退学なのよね…」


「た、退学!?」

あまりに重い処分に驚く。


「ええ。だって『自分がされて嫌なことを人にするな』って基本ですもの。


でも木下さん、『悪いことをしたら謝る』ができてるのよね…」


「じゃあ退学はしなくていいんじゃないですか?」


「被害者のLIRちゃんが言ってくれるなら…」

校長先生は仕方なさそうに、けれど少し微笑んでそう言った。