秘密なこと

「なぁ明里、もういいか?随分長い間話すぎ。誰かにここが嗅ぎ付けられるだろ」

後ろにいた男子が木下さんをたしなめるように言った。


「そうね…いいわよ。好きにして。」

そう言って、木下さんは私の前からどいた。


「やっとヤれるな〜」


「しかもあのモデルのLIRだぞ!?」

2人の男がニヤニヤ笑いながら近づいてくる。


ヤるって…まさか!!


男達は構わず近づいてきて、私のネクタイに手をかけ、
シュルッ…とほどいた。


「や…やめてよ!!」