秘密なこと

「……ん…」

目が覚めると、私は倉庫のような所に居た。


平均台やマット、跳び箱があるから体育館倉庫かな…?


手や足は縛られていて、口にもガムテープが張ってあるから、動くことはもちろん、声を出して助けを呼ぶことさえできない。


しばらくすると、倉庫の扉が開いた。



「あら杉田さん…お目覚め?」


木下さんが中に入ってくる。木下さんの後ろには知らない男子生徒と女子生徒が数人…。



つかつかと木下さんは私に近づいてきてガムテープを乱暴にはがした。

「いっ…!!」


「痛かったー?ごめんね〜」