「えっ!?そう?」

慌てて顔に手をやると、顔は熱かった。


《うわぁ…ヤバい。雅也の声、聞けなかったから尚更うれしい……》


顔が綻ぶのがわかった。


《明日の撮影…頑張ろう!!》


家に着き、お風呂に入ってから寝た。

胸をドキドキ言わせながら…。


《でも…このドキドキは雅也に向けてのものなのかな…?

明日は亮さんとも会うんだし…。》


胸に若干のもやもやが広がる。


「はっきり…させるべきだよね…

でも……自分の心が…わからない。」

暗い部屋の中、そうポツリと呟いて、夢の中へと入っていく……。