見るとそこには

「あれ!?雅也!?」


私服姿の雅也がいた。

《私服もかっこいい…》


「まさか、本当に来るとはね…」

亮さんは苦笑いを浮かべている


「…俺の方が勝率は高いと思いますけど油断はできないんで…

杉田、帰ろう。」

グイッと腕を引っ張られ、私は席を立った。


「へ…?でも…」

チラリと亮さんの方を向くと

「俺は大丈夫だから、いいよ?

またお茶しような」

と笑顔で手を振られた。