「…いや別に?


…ははっ怖いなぁ!!でも約束できない。」

そう言って亮さんは私を見ながら


「そうだLIR!!少しお茶しようか!!」

と、笑顔で言う。


「…え…あ…はい…?」


「じゃあ駅前のカフェで!!」

亮さんの声は妙に大きい。雅也にも聞こえちゃうくらい。


亮さんは電話を切って、私に携帯を渡した。


「ごめんな?携帯奪って…」


「あ…大丈夫です!!」

そんなに大丈夫では無い。せっかくの雅也との電話が…

「お詫びにケーキおごるから!!だから、カフェ行こう…?」


「………行きましょう。」

ケーキにつられる自分が情けなく思えた…。