「そういえば、キミって金龍よね?」


「はい。」


「聖夜セイヤは元気?」


聖夜…俺の兄貴。
かつて由衣さんが現役の頃同じく県トップの族…

飛龍ヒリュウのリーダー。
今は家を支えるチーム。

つまり飛龍は金龍の上だ。


「兄貴は相変わらず家を継ぐのに必死ッスよ…。」



「そう。聖夜は裏がよく似合うわね笑っ」



確かにアイツの顔は本物だからな…。



「じゃ、あげはを頼んだわよ。」



そう言うと由衣さんは自分の部屋へ入っていった。



俺は…あげはを起こさないように部屋へ運ぶ。



つか、コイツ軽すぎっ
そんで離れてくれない…


俺のシャツをギュッと掴み離れようとしない。





ヤッベェよな…。
俺、やっぱりあげはにはまってる。




あげはが好きだ。