「な、おめぇさ、ここを居場所だと思えよ。」



「へ?」



「おめぇさずっと1人だろ…。おめぇが笑えるこの場所がおめぇの居場所だ。
な、あげは?」



あたしの居場所。。
あたしが笑えるこの場所が。


ニカッと笑う眩しい笑顔が妙に心にしみた。



何でだろう。
やっぱあんた凄いよ…


強くならなきゃ駄目なのにあんたの前ぢゃ弱くなる。



またあたしの心に光がさした。



そして涙が溢れそうになった。




そんなあたしを優しく頭を撫でてくれる池上仁。


「辞めろよ…」



「照れんな馬鹿…」



「照れてないし…ふふッ」



「あげはには笑顔が似合う…」



「……うるさい。」




あたし、やっぱこの場所好きだ。


あたしが笑えるこの場所が。