「あげは…。起きろ…」



「お前…いつまで寝てんだよ…!」



「あげは…愛してる。」



愛してる。。。


仁、あたしも愛してるよ。




どこに居るの…?



暗闇の中をさ迷ってさ迷って…。





大好きな声を探す。
光を求めて…。




「仁…じん…じーん!」



何度も何度も叫んだ。




そして、、、。







「あげはいつまで寝てんだよ。寝坊助…」



暗闇が少しだけ明るくなった気がする。



近くに居るの?




温もりを感じる。





仁の手…?



大好きな大好きな大きい手…。




私は腕をちからいっぱい伸ばした。






大好きな大好きな光を求めて……