あげはを待っている奴等はたくさんいるんだぜ?


だから早く起きてくれよ…



コンコンッッ…。


「失礼します。」


「おおッ真司!いつもご苦労さん。」



真司は、あげはが倒れてから毎日見舞いに来る。
真司は金龍の中でも、特にあげはになついてたからなッ。



つうか…コイツは…。



「なぁ、真司~。お前さあげはに惚れてんだろ…。」



俺がいじると、
真司はビクッと肩を震わせた。



「んな事あるわけないじゃないですか…」



わっかりやすい奴だなぁッ



「フフッ素直じゃねえ奴だなぁ。お前わかりやすいっつうの…。」



本当わかりやすいくらい、
コイツはあげはを初めて連れてった時からあげはばっかり見ている。



「ははッ…総長には嘘つけないっすね。」


顔を赤らめて、あげはを見つめる真司。



やっぱりな…。



「っま、あげはは誰にもやらんけどな?」




「わかってます。
黒姫さんは総長にベタぼれですから…笑っ」



ハハハ~。
そうなんかなあ…。



なんか照れるぜ…笑っ



「あ~あ。モテる奴が彼女だと大変だぜっつ」