離すわけねぇだろ…。



「仁!あげはちゃんが学校辞めたってよ…!」

俺が学校にいくと、

慌てて部屋に入ってきた
歩、皐月…。



「学校辞めた?」



「さっき学校に行ったらよ、噂になってたんだ。。。
お前何も聞いてなかったのか?」




「あぁ…。朝起きたら居なかったよ…。アイツ…」


ふたりに、あげはの手紙を見せた。

「さようなら…って…
まさか由衣さん所にも居ねえのか?」



俺はとっさにマンションに向かった。








インターフォンを鳴らすと、
由衣さんが出た。



「あげはは!?」



由衣さんは、黙って首を振った。





「え…。」



頭の中が真っ白になった。



さっきまで隣に寝てたのに…。



俺の腕の中に居たのに…