今日、理事長…いやおじさんに渡されたプリント…。


期末テストが全滅だったあたしは補習の代わりにこの…


どっさりのプリントを終わらせなければならない…




「なんで仁たちはないわけ?」



「俺等、頭いいも~ん。」


え…今なんて?



「俺等学年トップスリーだかんな…。俺が勿論1位。歩が2位、皐月が3位だ。」


「は、はあ~?歩はともかく皐月もそんでもって、、仁が1位って…」




「あげは、俺を馬鹿にすんなよ?つか早くプリントやれよ。」




やれよって…
さっぱりわかんねえっつうの~。



ということで…今は溜まり場で3人の先生に囲まれて勉強タイム…。

先生とは、仁、歩、皐月なんだけどね。

凛は、今日は用事があるらしい…。



う゛~。う゛~。




「あげは…寝るとキスするよ?」



「ひゃッ…」


ふ~ッと耳に息を吹き掛けられ間抜けな声が出た。




「んもぉお!仁が一番邪魔してんじゃ~ん!もうちゃんと教えろッ!」



「わかったわかった。
お前、これ中学の問題じゃねえか!こんなんもわかんねぇの?」



プリントを見て仁は呆れた。



「あげはちゃん、10枚はやっといたから、あと20枚は頑張ってね…」



「歩…さんきゅッ」




あと20枚を明日までに終わらせろって…



おじさんさん鬼でしょ…




「今日は俺ん家泊まり込みだかんなッ」



「……あ~い。」