*あげはsaide*   



あの事件から、時は流れていた。



と言うか…。
病院の帰り、あたしと仁はそのやってしまったわけで…。



それからというもの、彼のエロパワーが増してきたというか…。



とにかく、嫉妬ぶかくて、エロエロ総長さんにたじたじ…



そんでもって…季節は夏。


隣の総長さんの金髪が、夏の強い日差しを浴びて、さらに眩しく光る。



「んで…もうすぐ夏休みだよな?」



「うん。それが?」



「っつうことは、毎日あげはといられんだよなぁ~」



え…まぁ。
どうせ由衣さん旅行で1ヶ月いないし…。



「勿論俺ん家くんだろ?」



「え…うんまぁ…」




「んじゃ、毎日あげはを抱けんのかぁ~。」


デレデレした顔になる仁。
やっぱりそうなるんだ…。
まぁ別にいいけど。笑っ



「あの~それよりさ~
あげはちゃん、まずいんじゃないの?」




「え…。」




そうだった。そうなんだよな~。


夏休み…を迎える前に、
このプリントをどうにかしなきゃ~。