[完]太陽の君に恋をした。。。黒姫×金龍総長

「名前は?アンタ、池上仁の何?」



「未知華。ただのセフレよ…
仁はそういう男よ。あなたも勘違いしない事ね…。」



ただのセフレ…。
池上仁は女を愛せない。


だけど池上仁はあたしを好きだといってくれた。


だから信じる。


「アンタセフレってわかっていても、池上仁が好きなの?」




「そうよ。好きなの。
だからあなたが別れて!」


余裕の表情を浮かべて、
そう言われた。



「だけど無理だよ。
あたしだって池上仁が好きだし…。別れないよ?」



だからあたしも余裕の笑みを浮かべた。



「そう…残念…。
ぢゃあ無理にでも取り返すまでね…。」



ニヤッと口角をあげて、
あたしに背を向けた。



「上等…。渡さないよ。」
あたしがそう言うと、女はさっさとさっていった。

あの女は、誰よりも池上仁が好きなんだ。