「なぁ~機嫌治せよ~。」


ツンツン…ツンツン…
さっきからほっぺたをつつかれてる。



横目で睨むと、ニヤニヤしている池上仁…



完全に遊ばれてる…。


「いつまでもむくれてるとキスするよ?」



「はぁ!?……ンッん」



って馬鹿馬鹿…!!
みんないるのに…し、舌がッ


顔を真っ赤にして抵抗するも、止まらない動きに力が抜ける。




クラクラしてきた時に、
やっと唇が離れた。




「機嫌なおったあ?」


余裕の笑みを浮かべ、
ニカッと笑ってそう言う総長さん…。





あぁ…やっぱり弱い。
どんどんどんどんコイツのペースにはまってく。


どんどん好きになるんだ。



「ぉいおい~イチャイチャしすぎだろッ」



「ッ皐月!!いつからそこに居たの?ってか見てたわけ?」



みんな今はいないはずなのに、
皐月は向かいのソファーに座りニヤニヤして見ていた。



「バッチリ見てたよ~♪」



「皐月、ぶっ殺す!」



恥ずかしさの余り、
真っ黒いオーラを浮かべて睨んだ。




「ひぃッこわっ…」