毒舌姫と俺様クールな王子様




華那さんは特殊なのかな…?





そんな事を考えながら、さっそく質問をする。





あ、それと、普通は秋先輩が質問するのが普通だけど、




今回は私の知り合いと言う事で、私がやったほうがいいと秋先輩が判断し、今私が質問をするということだ。





「じゃあ、さっそく質問しますね?あの日のあの事件が起こるまでを、覚えてる限りでかまわないので、話して下さい。」





私がそう言うと、華那さんは真剣な表情で思い出すように、ポツリポツリと話し出した。





「あの日はね、ちょうど日直だったんだ…」





―――‐‐‐…




「華那―終わりそう?」




そう友達に言われ、




「あ、先帰ってていいよ!まだ終わりそうにないし…」




「そう?じゃ、先に帰らしてもらいま―す。」




そう言って教室で友達と別れたの。





教室には私以外には誰も残ってなかったわ。




皆大体部活に行ってるか、帰った人が多いからね。




それで日直の仕事も終わり、日誌を職員室まで先生に届けた時は、ちょうど時刻はPM5時半過ぎくらいだったかしら…