食べ終わった後、そろそろ帰ろうかなと思い立ち上がると、栗原君達に引っ張られた。
「おっと…!?どうしたの?」
倒れそうになるのを、机で支えながら聞いた。
「「もう帰るの?」」
首をかしげながら聞く姿は、そこらの女の子より可愛い…
「「ねー、聞いてる?」」
可愛いさあまりに、ボケッとしてた。
「うん、聞いてる。そろそろ帰ろうかなって思ったとこ」
「ふぅん、七海ちゃんが帰るんなら、僕らも帰ろっか?」
「そうしよっか。じゃあ僕達も帰るね〜」
そう言って、何故か私の腕まで引っ張っていかれた。
ドア所まで、引っ張られながら行くと、まだ座ってた人達も動きだした。
「俺も帰るわ、もう終わったしな」
と、笹崎さんが余ったお菓子をもちながら言った。
「皆が帰るなら、俺も。」
と、御坂さんも立ち上がって伸びをしている。
「……」
何も喋らないけど、遠山さんも帰ろうとしている。
錦織さんは、いつのまにか私の横から消えてた双子に何か言ってた。
「ちゃんと、片付けとくんだぞ。」
「「は‐い。明日やりま〜す」」
「…たく、聖夜に小言言われるのはこっちなんだからな」
「「分かってるよ〜」」
何の話しかは、なんとなく分かった。
まぁこんだけ散らかしてたら、そりゃ、怒るだろうね。
