ポカーンと水崎が出て行ったドアを見て立ち尽くしていると誰かが私の肩をポンッと叩いた。




「そないなとこに立ってないで、座ったらどうや?」


そう言ってきたのは、さっき水崎をなだめてた関西弁さんだ。



「あ、はい。ありがとうございます…」



そう言いながら、関西弁さんに促され、椅子に座った。



「ん〜、じゃあ、言われた通りに自己紹介しよっか!」



と言ったのは私の隣に座っている可愛いい感じの男の子だ。



「ちなみに、僕の名前は栗原 夕(クリハラ ユウ)」


すると同じ顔が横からひょこっと出てきて、


「で、僕が栗原 葉(クリハラ ヨウ)ね。あ、それと僕達見ての通り、双子だから」



あ〜やっぱ双子君だったんだ…
2人共ホントそっくりだな。



そして次に話し出したのは、未だに私の肩に手を置いている関西弁さんだ。



「俺の名前は、笹崎 秋(ササザキ シュウ)よろしゅう。」



そして、その次に喋りだしたのは、無口そうな人だった。



「…遠山 一(トオヤマ ハジメ)だ」


それ以上は何も話さなかった。



「あ〜…次俺?」



と言いだしたのは、何やら色気が溢れ出ている人だった。



「マジ?次、俺!?…、名前は御坂 桐都(ミサカ キリト)だ。よろしく」



遠山さんの自己紹介が終わった後、錦織さんが話しだした。



「一通り自己紹介は終わったようだな。」



「「この後どうする?」」



「そうだな…今日はする事はないから、それを食べ終わったら解散だな」



「「了解☆」」



そんなこんなで自己紹介も済み、何故かメンバー確定にまでなってしまった… 


こんなんで、これからの学校生活大丈夫かな?
ハァ…と心の奥底でため息をつきながら、残りのお菓子を皆と食べた。