「あの…」


光を手で遮り、目を細めると、段々慣れてきたのか、さっきまでのシルエットが見え始めた。




「よく来た「あ〜!!その子が例の子?」



「ちょっ、話し聞けよ!」



「へぇ、この子か。」

「おっ!!女の子やんか!!」

「僕知ってる〜!」

「俺も知ってる!」

「……」




目が慣れたと思った瞬間、シルエットの人達がいっせいに話し出して、何がなんだか…



「おいっ!話し聞けって!先輩達も静かにしてて下さい!!」



水崎、じゃなくて、水崎先輩が一斉に話しだした輩に怒りだした。



「すまん…」

「堪忍してや?」

「ごめん…」

「悪かったです…」

「……」



今度もまた一斉に謝りだした。



最後の人はどうか分からないけど。