あっ…、一か八かあの手を使おう。 「華那ちゃ〜ん!どこ〜?早く帰ろうよ〜」 「えっ…?」 「やべっ!!誰かくる!」 「早く逃げようぜ!!」 ふぅ、作戦成功… よかった〜 あっ、華那さん大丈夫かな? そっと体育館裏を覗くと華那さんが地面に座りこんでいた。 「あの…大丈夫でしたか?」 「あなたが、私を助けてくれたの?」 「はい。まぁ一応…」 「ありがとう…助けてくれて…」 「いえ、当然の事ですよ。」