あれから数週間何事もなく平和に過ごせていた…



それは今日の放課後までの話しだ。



授業も終わり、皆帰った後私はいつもなら早々と帰る所だが、たまたま今日はめんどくさい事に先生に用事を頼まれていた。



用事も終わり、帰ろうとして体育館近くを通り過ぎようとした時に、体育館うらから声がした。



「…ちょっと!?…止めて下さいっ!!…」


「ちょっと位いいだろ〜」
「俺達と遊んでくれよ〜?」

「イヤです!!…誰か…助けて…」


「もう誰も居ないぜ?華那ちゃ〜ん、諦めな〜」
「「アハハアハハ」」



なんだ!?これは一大事か…
どうすれば助けられるか、今は武器もないから力だけで立ち向かえばこちらがやられる…



どうすれば助けられるか…
華那さんという人が危ない、華那さん…?