「まあでも、」 「へ、」 にやり、と笑いながら近づいて、私の頬に手を添える先輩。 うわ、ちょ、ちちち近い……! 「…はるの、その赤くなった顔を見るのも好きだな」 「っ!」 ド、ドSだ………! 案の定顔が真っ赤な私は、「ははは離れて下さいいぃぃ……!」と顔を背ける。 あんな格好良い先輩の顔が間近にあるなんて、心臓が持ちません! 学校に着いて、教室に行くとクラスの皆が私をちらちらと見てはひそひそと小声で話していた。 ……そうだった……昨日大勢の前で帰ったんだった………! .