バスがつき、バスの中へ急いで入る。
座ろうと思い席を探す。
(あった!!!)
しかしよく見ると隣にいかにもチャラチャラしている男がいる。
(いやだなぁ…)
そう思いながらもその席に向かう。
座ろうとするとさっきの男が話しかけてきた。
「ねぇ君もしかして〝lizu″っていうみせで働いてる子??」
「…はっはい!!そうですけど…」
「やっぱり??確か未来ちゃんだよね??」
「はいそうですけど…何で私の事知ってるんですかぁ??」
「あっ!!ごめんごめん!!!雑誌に載ってたの見たんだよ!!!」
「そうだったんですか…」
「やっぱ雑誌で見るより実際に会った方がより可愛くみえるね!!塚馬路可愛い」
そう言われた瞬間私の顔が赤くなる。
「そっそんな冗談辞めてくださいよっ!!!笑」
「いや馬路馬路!!!!可愛いって!!」
「本当ですか??」
「うん馬路!!」
私はまた顔が赤くなりこう言った。
「それなら…ありがとうございます…」
男は笑いながらこう言った。
「いえいえ!!塚俺の名前知らなかったよね??俺は桜木一也23!これから一也でいいよ。よろしくなぁ!!」
「はいよろしくお願いします!!!」
「あっ!!!敬語辞めていいよ!!」
と言われ慌てて敬語を辞める。
「うん!!分かったよ!!あっ!!お店にも来てね!!!待ってるから!!」
「分かった約束な!!」
と約束を交わすと終点地に到着した。
「ごめんっ!!!私ここで降りるね!!!じゃぁ」
「おう!!!ばいばい」
と会話を交わしバスから降りた。
「桜木一也かぁ…何か面白い人だったなぁ―」
と言いながら急いでお店に向かいだした。

この″桜木一也”という男が未来の人生を変えることとなる事はまだ未来は知らなかった・・・・