「どした、顔、青いぞ?」
「・・・どうして、俺に構う?」「なんだ、急に」
急じゃない、こんな事会った時から思っていたよ。
「心配だからな」
「心配?」
「あぁ、お前は会った時からこの世の終わりなんて顔して、悲しい、寂しいと我に訴えかけていたからな」
そんなことした覚えはない。
確かに、この世の終わりの様な顔は認める。
だけど、悲しいとか寂しいとか、そんな事は思っちゃいない。
「勝手なこと・・・」
「勝手ではない。少なくとも我にはそう見えた」
女は俺の目をあまりにもまっすぐ見るから、思わずそらしてしまう。
雪が、サラサラと降り出した。


