「お…お一人で大丈夫ですか?」 「えぇ。ご心配ありがとう」 「…はい」 彼女は俯くと、そのまま走り去ってしまった。 さて。 「時雨君♪」 「な、何だよ…」 身の危険を感じたのか後ずさる時雨。 「保健室…逝く?」 「行かねぇよ!!てか漢字ちげぇ!!俺は逝かねぇ!!」 ぎゃあぎゃあうるせぇな… ここが学校だってわかってんのか? 「冗談だよ。本当に連れてってやんのは脳外科。 そのおかしい頭ちょっとはなおしてこい」