奏と別れて一人立ち尽くす。

ガシッ

突然野郎共が腕を掴んだ。

「ちょっ…止めろ」

掴まれた腕を振りほどこうとしたが、
無駄に図体のでかい男にはかなわなかった。

バタン

野郎共は俺をどっかの部屋に放り投げると、さっさと消えていった。