「なぁ、萌。俺の部屋どこ?」



あんたのハウスはなあーい!!


と、言いたい所だけどもう……。



「どうも〜、シロネコ引っ越しセンターです」



引越業者参上で、


もう、後には引けず……。


私と慶の同棲生活の幕は上がった。


その日は夜中まで引っ越し業者が出入りしてた。


やっと眠れたのは明け方。


朝起きたら今日の出来事が夢だったらいいのに……。