年下の婚約者~狼くんとキケンな同居~


「きゃっ」


よろめいた私を慶は抱きかかえるようにして支えてくれた。


「大丈夫かよ?」

「うん、ありがと」





「ごめんなさい。だいじょうぶでした…か」



私にぶつかってきた人を見上げた私の心臓はドクンと高鳴った。


宮原先輩!!


こんな所で会うなんて……。