年下の婚約者~狼くんとキケンな同居~



「うわー、懐かしいなこの家。10年ぶりくらいだな」



懐かしそうに、キョロキョロと家中を見渡しながらリビングへ――。


ソファーにドカリと腰を下ろすと、私を手招きする。



「そんな所に突っ立てないで早くこっちにこいよ」


「もうっ!慶はなんとも思わないの??」


「なあ、もしかして…覚えてないの?あのこと」



――…あのこと!?