「行っちゃった…」 「そう…みたいだね?」 「とりあえず、お茶でも入れるから上がって?」 「あっでも、いいや。予定あるし帰るね。大丈夫でしょ?とりあえず、慶君は家にいないし」 そういうとリカコは帰ってしまった。 携帯を気にしていたからもしかして、彼氏とか?? 私が知らないだけで、彼氏いたりするのかな? リカコの後姿を見つめながら、そんなふうに思った。