その日から慶は私に触れなくなった。 二人っきりの家の中でも、満員電車の中でも。 なんだか拍子抜け……!? ううん、これでよかったんだ。 そのうち婚約の話もどうにか白紙に戻してもらえるように、パパとおじ様(慶パパ)に頼んでみよう。