「萌――」 名前を呼ばれて慶を見つめると、力任せにキスをしてくる。 「やっ、何するの!!」 「にげるな」そういいながら今度はおでこにキスをする。 それからおもむろに私の前髪をかき上げる。 「それ、その額の傷さ……」 「やめてよ!!」 私は慌ててその手を振り払った。