「私、本当に彼氏なんていませんからっ!!」




「失礼しますっ」そう叫びながら先輩に背を向けて走り出した。




それからトイレに駆け込んだ私。


個室に籠もってよく見てみると、胸元にもキスマークがしっかりとついていた。


許せない――、


慶のばか!!!!!!