「アリス。帰ろう。
こいつといても
楽しくないよ」

とアブソレムと呼ばれる
芋虫を
じっとにらんでいる


「アリスよ。
お前が悩んでいるときは
目を閉じ、この空間を
思い浮べるんだ
そうしたらまた会える」



「えぇ、ありがとう」



「クソ芋虫が。食うぞ。」



「どうぞお好きに?」

どこか余裕のある
涼しげな表情で言い返す



「チッ。
死んでも食いたくねーよ
芋虫なんて。」


どっちだよ。