「私が今までいた世界は
なんだったの?」


もう力について聞くのは
諦めた。

どうせちゃんと
教えてくれないもの。


「…あの世界は
本当に存在している世界だ
だが、君の家族や親戚…
それらは君の願望からなる幻だ
私の力不足で少し記憶操作が
できていなかったみたいだが…」



「アリスはそこに戻る?」


「きっとあっちのほうが
平和だぞ。」