「別に感謝なんてされたくない。
お前に感謝されても
嬉しくないし気持ち悪い」


「フン…馬鹿じゃないの。」


戦う気はもう無いと
言うかのように

持っていた鎌を

その場で離した



「アリスっ!」

くるりと私に向き
笑顔で近づいてくる

その身体には
痛々しい傷がたくさんあった


「チェシャっ…大丈夫?」


「大丈夫だよ!」