「……クッ…」


私の剣術がおちたわけではない


が、しばらく戦いという戦いも
無かった故に
稽古も怠っていたから

少し鈍ったかもしれないな


…なんて考えている暇はない。か



「少し剣が鈍ったんじゃないか?帽子屋。」


「言われずともわかっているさ」



「…そんな迷いのある剣では
俺には勝てないぞ」




…迷い…か。