「しょ、…処刑!?」


私が叫ぶと
ハッターが紙を取り上げた


「…女王め…!」

ハッターが怒りをあらわにすると


「ごめんなさい。私、
女王様の部下だから…。
裏切れなくて…
猫さんを助けれなくて」


ごめんなさいと
何度も繰り返すディミ



…この子は本当にいい子なんだと思う


「ディミ。君は悪くないさ
…女王も悪くない。そうだろ?
本当は誰も悪くない…。
私たちが戦うことは
きっと…運命なんだ。」



黙り込むディミ