「―何かって………」
私がヤマネに聞こうとした瞬間

「アリス!!後ろだ!!危ない!!」

「―え?」

私がチェシャの方を振り向くのと
同時に
何かものがぶつかる音がした


「…っ…。」



「チェシャ!?」


私へと振り下ろされる
大きな鎌から
チェシャの手が守ってくれた