ふと目を開ければ

皆が私を見ていた


「アリス…!
あのクソ芋虫に
なんかふきこまれなかったか?」


ペタペタと
私の頬を触るチェシャ


「大丈夫よ」


よかった。もとどうり

ハッターに視線をやると

申し訳なさそうに
私を見ていた

チェシャのことを許してくれと
伝わってきた気がした


「ごめんね皆。
じゃ、行こうか」