「アリスさん。アリスさん!
起きてください。朝ですわ」


うっすらと開けた視界が
ゆらゆらと揺れる


「…ん、メアリィ…?」


あぁ、こんなかわいい子に
起こしてもらえるなんて
私は幸せものだな

なんて思いながら

まだ起きて間もない重い体を
のっそりと起こした


「おはよう…メアリィ」