「っぶ…!」

走るチェシャの後頭部に
ハッターの帽子が直撃した

投げたのね…。


「そろそろ寝ろ。
明日も朝は早いんだ」


「はーい。」


私たちは皆がいる
もとの場所に戻った

皆さっきと同じように
ぐっすりと眠っていた

ただ一人

メアリィは
眠そうに細めた目をこすって
不思議そうに

「何か…ありましたの?」
と聞いてきた